前回の記事に書いた子育てサークル様向けの「無料撮影会」イベントの問い合わせ・オファーが多数入ってきている。
予想以上の反響に実際驚いている。
写真撮影会に対する関心が高いということがわかる。
今回は子育てサークル初回イベントとして特別に無料撮影としているが、いずれはすべてのイベントも無料化したいと思っている。
なぜ、無料なのか?タダなものほど怖いものはない。
何か裏があるに違いないと一歩引いてしまうのは当然なことだ。
無料サンプル・無料体験が多くなっていてもやはり気になる。
しかし、現在の写真スタジオのシステムをよく考えてみると撮影料って必要なのか疑問に思ってしまう。
場所代?技術代?と言ってしまえばいいのに撮影料という。
まるで居酒屋のお通しのようなものだ。タクシーの初乗り料金のようなものだ。まだお通しや初乗り料金のほうが納得がいく。
僕は思う。撮影料は購入していただく商品に含ませればいい。
撮影料は場所代というよりは技術代。いい写真が撮れたらその技術にお金を払う。
それが自然ではないか?いい写真が撮れないのに撮影料を頂くのはとても辛い。
極端に言ってしまえば嬉しくない。
「写真が気に入ってもらえたら、納得してもらえたら購入してください」としたらどうか?
これは厳しい。カメラマンとして腹をくくる覚悟が必要だ。
そうすればいい写真を撮ろうとカメラマンは必死になりレベルもアップする。
カメラマンの中には有名な写真家のような写真が撮れるようになりたいと言いつつも、今日も一年前と同じ写真を撮り続けている。
「写真が気に入ったら買ってください」と堂々といえるようなカメラマンになりたい。
そうなるためには技術だけではダメだ。何かが必要だ。
写真とは何か?
イベントの話に戻る。
写真撮影のイベントはとても楽しい。しかしいい写真が撮れるか一組一組が真剣勝負だ。
いい写真とはどのような写真?
パパやママが喜ぶ写真がいい写真なのか?僕はそうは思わない。
喜ぶ写真を超えて、パパやママが感動する写真。
写真を見て心の中に隠れていた感情がワッと湧き上がるような。
そんな写真を撮れるようになりたい。
どうすればいいのか?
今の時点での答えは「愛すること」
ジブンが撮影した長男の写真を見る。
写真を見た瞬間に特別な感情になる。この感情はどこから?
写真を知っている人からすると普通のスナップ写真に思えるかもしれない。
いろいろと欠けているものがある。しかし特別な感情になるのは子どもを愛しているからだ。
愛してきたからだ。
だから、写真撮影イベントのとき心がけることは、「愛すること」
しかし、始めて会った他人を愛することは不可能に近い。
しかし、ジブンが尊敬する人が言ってくれた一言
「もし被写体の子どもが自分の家族だったらと想像する、するとどうすればいいか、何を話したらいいかわかるはず」
だからジブンは写真を撮影するときは被写体を家族だと思って撮影している。
たった5分前に初めて出会った人でも家族だと思い込むことで自分の感情に何らかの変化が起きる。
変化が起きるとスイッチが入り行動する。
自然と子どもを抱っこしたくなる。頭をなでたくなる。言葉をかけたくなる。
そうしてコミュニケーションがはじまる。
真剣勝負のゴングがなる。